こんにちは。
今回は「自分を主観的にしか見ることが出来ない…」
「客観的に自分自身を見られる冷静さが欲しい」
とお悩みの方に向けて執筆しました。
是非最後までご覧ください。
メタ認知能力を高めるメリット
メタ認知とは自分が認知している物事を、もう一人の自分が客観的に認知し、制御している状態のことです。
行動を変えて自分自身をコントロールすることが可能になるので、課題解決能力が向上します。
また、コミュニケーション能力の向上にも繋がります。
メタ認知的知識
自分自身の特性について客観的に認知している知識のことを、メタ認知的知識と呼びます。
まずは以下3点を見直してみましょう。
1,人に関する知識
自分の得意なこと、苦手なこと。
強いこと、弱いこと等客観的に評価してみましょう。
2,課題に関する知識
過去の経験から得た課題を認知しましょう。
3,方略に関する知識
課題を解決するための具体的な知識です。
メタ認知的技能
メタ認知的知識を把握することができたら次は客観的に現在の自分の状況を確認し、問題を解決したり、対策を講じたりする能力である、メタ認知的技能を見直してみましょう。
1,モニタリング
自分自身の認知は正しく働いているか。
適切な行動がとれているかといった情報を監視(モニタリング)してみましょう。
2,コントロール
自分の行動や対策といった認知活動を制御(コントロール)して動いてみましょう。
メタ認知能力が高い人と低い人の特徴
高い人
- もう一人の自分がいて、客観的に自分自身を見ることができ、自分のことをコントロールできる
- 常にコントロールが可能で、常に冷静な対応ができる
- 仕事への意欲が高く、何事にも積極的に行動できる
- 柔軟性があり、周囲への配慮や気配りができる
- 主観と客観の使い分けができ、相手の意図に合わせた言動や行動の意図を説明できる
- 自分の長所と短所がわかり、自分に足りない能力が見極められる
低い人
- 客観的に自分を見ることができず、自分のレベルやスキルの把握ができずに結果を出せない
- マイナス思考で、客観的に判断できないため、改めようとしない
- 自分のレベルや他人のスキルを正しく評価できない
- 自分を過大評価する傾向がある
- 同じミスを繰り返す
- 周囲から「空気の読めない人」「協調性がない人」と判断されてしまう
- 感情に任せた行動、自分勝手な行動をとってしまう
メタ認知能力を高めるトレーニング
思考力が疲弊したときは外に意識を向けてみることを前提に、以下4つの中から出来そうなことを日課にしてみましょう。
1,瞑想
瞑想とは、自分の呼吸に意識を専念させる行為です。
全てを吐き出すイメージで息を吐き、息を吸った瞬間の新鮮な酸素の感覚に集中します。
頭の中でろうそくの火を思い浮かべるとうまくいきます。
まずは1分〜3分間、毎日継続して行ってみましょう。
2,セルフモニタリング
起こった問題やトラブルについて自分の思考はどうだったか、またはどうすれば良かったかを確認します。
同じことが起こったときにはどのような行動を取れば良いか、改善策を考え見直す方法です。
3,ライティングセラピー
ネガティブな思考や感情を10分間程、なるべく手をとめずに書き出す方法です。
書き終わった紙は、ネガティブな感情諸共捨ててやるぞという気持ちで破棄してしまいましょう。
4,毎日の一行日記
自分の気持ちの感情をマークで表し、隣にその理由を短く書く方法です。
おまけ〜自己肯定感〜
いかがでしたでしょうか。
最後にプラスαとして自己肯定感について、軽くお話しします。
自己肯定感が低い人は生き方の軸が自分ではなく、他人になっています。
社会の目という、自分が作ってしまった価値観に振り回されています。
メタ認知能力を高め、自分を客観的に見られる状態になると「また他人軸で考えているな」「また敏感すぎる自分がここにいるな」と自覚できます。
自分が敏感だという特徴をただ受け入れる。
これが最初の一歩なのです。
まずは 1,人から誉められたことを思い出しましょう。
人は否定されたことは思い出せますが、
誉められたことは削除する生き物です
そして 2,自分の価値を瞬時に知りましょう。
投影の法則と言って、自分にないものは他人から見出すことは出来ません。
周りの素晴らしい人を思い浮かべるだけで効果はあります。
自分がもし自分のことをダメな奴だと考えたら、育ててくれた両親、親身に相談にのってくれた兄弟や配偶者を思い出し、その上で、周りの人に対して失礼だなと思い直し、自分を否定しないようにしましょう。
更に 3,素直に感じたことを否定しない。
もう否定は終了です。
感情は天気と同じようなもの。
「これが私だから」「これも私だから」と、いつでも受け入れてあげましょう。
人はたった1つのきっかけで変われます。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
では、また次の記事でお会いしましょう。