ただ真面目に生きているだけなのに、他人の都合で傷つけられることもある人生。
他人はいろんなことを言ってくるし、よからぬ考えを向けてくることがあります。
心が刺激を感じイライラすると、自分の中で苦しさが生まれます。
しかし、怒りを引きずることを減らして健全な心に戻すことは可能です。
充実・軽快・満足をモットーに、心の正しい使い方を練習してみませんか。
怒り・恨みは攻撃性の強い感情であることを認識する
あなたには、こんな経験はないでしょうか?
・キレてしまい、後から後悔する
・カッとなって物を壊してしまったことがある
声を荒げる・他者を困らせる・物にあたる・暴言・暴力・無視…。
怒りのまま行動していると誰かの心や体が傷つき、場合によっては物が壊れます。
このようなことが繰り返されると信用を失い、大切な人が離れていく可能性も大いにあります。
それでも人間は怒ります。
納得できない気持ちでいっぱいになります。
仕返しをしたくなったり、それが叶わなければ身近な誰かにぶつけてしまうことすらあります。
しかし、攻撃をすることで傷つくのは結局自分なのです。
生きていると思い通りになることは多くありません。
相手や周囲の人がどう感じるかを考える前に大きな声を出したり、大きな物音を立てたこともあったでしょう。
まさに後悔先に立たず…。
自分の身に怒りの代償が降りかかって人生を崩壊させてしまう前に、自分自身で何ができるのか、一旦立ち止まって考えてみましょう。
乗り越える4つの方法
今現在、もし生活が乱れているのだとしたら、まずは習慣を整えましょう。
丁寧に対処し、1つ1つ整理していけば必ず対処できます。
その後、以下の実践編に移ります。
1,自分を大事にすると決意する
恨みの感情はコントロールを間違え【行動に移してしまう】と、自分を不幸にすることがあると心に留めておきます。
特に注意が必要な感情であることを忘れないでいましょう。
2,サポート体制を整える
- 本(自伝や名言集)を読む
- 深呼吸・ストレッチを行う
- 好きなセリフを思い出す
- 好きな曲のフレーズを思い出す
- 「あの人だったらどうするだろう」と考える
- とりあえず数を数える
- 水を飲む
このように自分自身がホッとできるものが何なのかを事前に理解しておくと冷静になれます。
3,カタルシス効果
悩みを吐き出すことで心が整理され、改善していく方法です。
少し書いてみてスッキリする感覚がある人には特にオススメです。
悩みを整理するだけで心が軽くなることは、私たち人間にはよくあることです。
4,昇華で前向きな人生に活かす
昇華とは、自分の中で受け入れ難いことがあったときに前向きな活動の力に変えることです。
例えば、「こんなことを言われて腹が立ったから、自分は絶対に同じようにならない」と決意することや、同じような境遇に合った人たちを助けることなどが当てはまります。
こういった行動を起こすことで、心穏やかな日常を取り戻すことが可能になります。
回顧が反復されると自分が似てきてしまう
怒りに支配されている人が勘違いしていることと言えば、相手を負かせてやろうと躍起になっていることです。
嫌味を言う、高圧的な態度をとるなどが当てはまりますね。
ストレスの元凶である相手と接点を持ち続け、繰り返し思い出すことで嫌な記憶は強化されます。
こうなると精神が消耗してしまうだけでなく、恐ろしいことに自分も嫌なその相手に似てきてしまいます。
人はストレスフルな状態のときには心の柔軟性に欠け、起きた出来事に対する適応力が低下し怒りを抑えられなくなる傾向にあります。
これでは自分自身を幸せにすることができません。
誰かから理不尽な扱いを受けたとき、私たちの心は暗く荒んでしまいますが、同じ過ちを繰り返さないためにも自分の状態を良くすることは不可欠です。
こうした心掛けで暮らしていくことで、穏やかな時間を長く続けることができるようになっていきます。