損得ではなく、一緒に居て幸せを感じさせてくれる、心から必要だと思える大きな存在。
大切な人が自分を見て笑ってくれると温かい気持ちになりますよね。
「自分はここに居て良いのだ」という安心感や「もっと頑張ろう」というモチベーションに繋がり、心の健康の基盤にもなります。
日々の感謝を忘れずに接していこう…。
そう思っていても、相手に心を許す反面、気を遣い続けることが難しくなってくる瞬間もあるかと思います。
しかし、どんな人でも一緒に居ることは当たり前ではありません。
健康な人でも病気になる可能性はあり、不慮の事故や不治の病等で急に会えなくなる可能性は大いにあります。
本記事は、これまでの行いを後悔するなど手遅れな状態になってしまわないように、今この瞬間から感謝の気持ちを込めて丁寧に接していこうと思えるような内容となっております。
身近な人ほど大切にできないのは何故なのか
長く一緒に生活していると、お互いの習慣や性格がよくわかるようになります。
側にいるのが当たり前だと勘違いしてしまうと、安心感が勝ってしまい、特に法的に家族になると簡単に離れられないため「この人を失わないように努力しよう」という気持ちが薄れてしまいます。
しかし、離れた場所に住んでいる両親が見るたびに歳をとっていく姿を見ると、なんとも言えない寂しい気持ちになった…という経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
身近な人ほど関係がこじれやすいのですが、何かあったときには苦労も面倒も嫌ではない…そう思えるようであれば、お互いが一緒に居るのは大切だからなんだと意識する習慣を持つようにしましょう。
日頃から気を付けると良いこと
初めからうまくいかなくても、大切な人を想い考え実行し、試行錯誤していくプロセス自体が大切な人を大切にすることです。
少し嫌悪感を抱いたとしても、自身の行動の変化が関係性の変化に繋がり、対応によって改善できるようになります。
【大切な人を大切にできる】というのは、一種のスキルかもしれません。
1.嘘をつかない
些細なことだったとしても、常に誠実な態度でいることで信頼関係を失わずに済みます。
多少言いづらいことでも正直に話すようにしましょう。
2.相手が喜ぶことを見極める
自分が好きだからという理由で贈り物や食事を選びがちですが、相手が望んでいることが出来るように心掛けてみましょう。
特に依存体質の人は、自分の存在価値を測るために仕事より自分を優先するよう求めるなど、自分の心の隙間を埋めるために相手を利用しがちです。
一方的にもらい続けるのが幸せだと思っていると、いつまでも成長しません。
本来は自分の存在で邪魔をしたくない、相手が快適に過ごせるように応援したいという気持ちが大きかったはずです。
ゲッターズ飯田さんの言葉にこのようなものがあります。
「好き」よりも大切な気持ちは「この人を幸せにしたい」という気持ち
ただ好きだというのは相手の気持ちまでは考えられていない、自分勝手な思いです。
相手が喜ぶ姿が自分自身の喜びにも繋がるものです。
3.自分の状態を把握する
自分の心のスペースを確保出来ていないときや傷ついているときに、人を大切にすることは困難です。
「この人を幸せにしたい!」と思っていながらも、自分のイライラを八つ当たりしてしまっては本末転倒ですよね。
そういった場合には、自分の気持ちに目を向け状態を把握し、考えて整理することによって、相手にも伝わりやすい形で自分の気持ちを伝える癖をつけましょう。
自分で自分の思いを受け止め、感情をコントロールできるようになることが最終目標です。
また、愚痴や悪口などの負の感情は、傍にいる人のエネルギーを奪い不幸にしてしまいます。
自分がどうしたら気分が良くなるのかも理解しておきましょう。
4.相手を信じ、気持ちは言葉にして伝える
お互いの主張には、正解も不正解もないことがほとんどです。
自分の主張を守りながらも、相手の言動も受け入れるようにしましょう。
おおよその問題は、自分が変わることで解決しやすくなります。
最初は難しいかもしれませんが、お互いがお互いにとってうまくいく方法を考え、言葉にして伝えていきましょう。
意見を尊重されると関係性は好転し、周囲に惑わされることなく相手を信じられるようになります。
5.自分のことを大切にする
自分を幸せにできない人は、人を幸せにすることができません。
そもそも【人を大事にする】という行為や心理が理解できていない状態です。
心が癒されている状態があってこそ、人を大切にするとはどういうことなのかがわかり、本当に相手を大切にすることが出来るようになります。
自分だけ頑張り過ぎると自己犠牲を払うことになり、心身が壊れてしまいます。
まずは自分自身のエネルギー補給から始めるようにしましょう。
6.素直な気持ちを当たり前に伝える(「ありがとう」と「ごめんなさい」)
自分のしたことを振り返り、申し訳なかったと反省することがあるかもしれません。
時間が解決してくれるとはよく言ったものですが、結局は自分の意識と力なのです。
居なくなってしまっては元も子もありません。
今ここで目の前にいる人が大切なのであれば、過去の体験や未来の願望に囚われず、相手が目の前にいる間に謝れるよう努力しましょう。
自分も他人から親切にしてもらったら嬉しいように、相手も親切にされたら嬉しいものです。
相手のHAPPYは自分のHAPPY
みんなそれぞれ色々な経験をしています。
悲しかったことや悔しかったこと、傷ついたことも多々あるでしょう。
そんなとき、そのまま受け止めて一緒にリラックスし喜びを感じてもらえるようになると、自分も嬉しいですよね。
次にいつ会うかわからないような相手に見栄を張って時間やお金を割くよりも、無理して合わせる必要がない素の態度で居ることができ、いつも見守ってくれて側にいてくれる人に優しさと愛情を向けませんか。
それが結局は自分に返ってくることになり、心が満たされる日々が続くことになります。